RSCDSは、他人にダンスを教えたい人、すでに教えている人に向けて、いろいろなティーチャー訓練コースを設けています。訓練コースとそれに結び付いた試験は、世界の各ブランチが実施しており、またセントアンドリュースのサマースクールでは毎年行なっています。これはRSCDSのチューター(指導教師)およびメンター(助言者)による訓練と、エグザミナー(審査員。公務員を表す「試験官」は正しくありません)による試験からなり、これらの人たちはみな厳しい追加トレーニングを経た、経験あるティーチャーです。
ベーシック指導スキル・コース
十分な意欲と、適切なチューターがいればいつでも、一般的なベーシック指導スキル・コースが臨時に行なわれます。ふつうウィークエンド全日程を使い、試験のない12時間のコースで、スコティッシュ・カントリー・ダンシングを教えるのに必要なスキルの初歩が教えられます
こどもにスコティッシュ・カントリー・ダンシングを教えることに特化した、こども向けベーシック指導スキル・コースもあります。
ティーチャー(指導者)資格コース
まったく対極的に、集中的な指導資格コース(part 1 および 2)があり、これはコース終了までに最低2年、ふつうは3年またはそれ以上を要するコースで、学習、ティーチング実習、そして試験というコースです。これは、ペーパーテスト(Unit 1), ダンシング能力テスト(Unit 2), ティーチング実習(Unit 4), 2回の指導実技トレーニングとテスト(Unit 3 & 5)からなります。
中核指導者資格認定 CTQ – Core Teaching Qualification
時間と経費の個人的制約、または地元(もしくはその国)でトレーニング・試験の機会がないため、トレーニング・コースに参加できないという困難性が、多くのティーチャー志望者の前に立ちはだかっています。現在提案準備中ですが、中核指導者資格認定(CTQ)はこういった問題に的をしぼって計画されており、電子媒体の広範な使用とクラス指導の実際を助言するものです。
ティーチャー志望者が意見や経験を交換する場合、ダウンロード可能なティーチング情報源および受験生どうしのフォーラムは、CTQパッケージの一部となります。ただし、志望者が関心を示すもの、ティーチング学習に役立つもの、あるいはティーチング・スキルを向上させるものでなければなりません。
財政的な制約が、サマースクールのコースや各ブランチのティーチャー・トレーニング・コースへの参加を妨げてはなりません。RSCDSは複数の奨学金および育成資金のしくみを提供しています。
ティーチャー同士の組織
世界にいくつかのティーチャーズ・アソシエーションがあり、ティーチャーをサポート、応援し、ティーチャー間の有益なコミュニケーションをはかっています。本ウェブサイトのティーチャーズ・フォーラム(現在計画中)で、意見交換はさらに盛んになるでしょう。
ティーチャーズ・アソシエーションとRSCDSは両者ともに、資金提供と人材育成によってスコティッシュ・カントリー・ダンスのティーチングの向上に努めています