ステップ・ダンシングとは?

スコットランドにはカントリー・ダンシングのほかに、いろいろな形式の踊りがあり、RSCDSはスコットランドの文化と歴史の中にあるそのような踊りの重要性を理解しています。RSCDSはおもにカントリー・ダンシングに焦点を当てていますが、他のスコットランド・ダンス、なかでもその一つ、ステップ・ダンシングの普及と発展も目標としています。

ステップ・ダンシングはカントリー・ダンシングにくらべ、より難しいダンスですが、RSCDSはこの2つのダンスの指導にたずさわっています(サマースクールでステップ・ダンシングのクラスに参加することができます)。ステップ・ダンシングのデモンストレーションもあり、下欄でその様子をご覧ください。

みなさんがステップ・ダンシングをもっと勉強され、カントリー・ダンシングに加えてこのすばらしいダンス・スタイルを追求されることを願っています!

Earl of Errol のようなソロのステップ・ダンスは、むかし男性によって踊られていました。現在「レディス・ステップ」と呼ばれることもありますが、ステップ・ダンスのレパートリの一部は男女を問わずオープン、となっています。
Step
Step
ダンスのスタイル

ステップ・ダンスはソロでも2人以上でも踊られます。ステップ・ダンシングは普通、8小節中に6つないし8つのステップを踏むことから成り立っており、エンディングはしばしば「クローズ」(“コーラス”ともいう)という一連のダンシングで終わります。個々のムーブメントやステップが多くのダンス中に頻繁に繰り返され、スコットランド、フランス、アイルランドの伝統が組み合わされています。

(以下の文章は「The St Andrews Collection of Step Dances」から抜粋したもので、この本はRSCDS オンライン・ショップから購入可能です)

ステップ・ダンスを演じる上で、ムーブメントと音楽との融合がまず明らかに必要です。これはとくに、ステップと曲のリズミカルなマッチングに関して真実といえます。

音楽は、カントリー・ダンスで踊られるジグ、リール、ストラスペイの曲よりも、聴いて魅力的で楽しく、おだやかなスタイルです。ですから、ダンシングは優雅に、バレエのような形式になり、これが “レディス” ステップ・ダンスといわれるゆえんです。

クラシックなダンスの多くは、スコットランドの大邸宅に住むお嬢様たちのために作られたものでした。18世紀のご令息・ご令嬢はダンシングを含む芸術の勉学を奨励され、ダンシングは通いのダンシー(巡回ダンス教師)から教えられました。

本項はスーザン・ニダーマンの論文をヘレン・ラッセルが抜粋したものです。

1841年、アバディーンシャーの仕立師、フレデリック・ヒルがステップ・ダンス12曲を含むダンスノートを著わした。1946年にいたってミス・クルックシャンク(アバディーンシャーの長命のダンス教師)がこの手書き書を現代風に訳し、ダンスは優しいバレエ・スタイルで踊られるべき、とした。ミセス・ティビー(イゾベル)・クラムはセントアンドリュースの自分のクラスにおいて、このスタイルを徐々に浸透させていった。

アバディーンにおけるステップ・ダンシングはフランシス・ピーコックに始まる。彼は1747年、大衆から「アバディーン市のソロ・ダンシング・マスター」に選ばれたほどで、彼の本拠は1808年に彼が死ぬまで残っていた。ピーコックは友人で後継者のアーチボルド・ダフ(ともに国中を旅したとみられる)の支援を得て、各地でダンシング・クラスを開設し、邸宅で個人教師をつとめた。フレデリック・ヒルはダフのクラスに通っていたと思われる。1812年、ダフは27のステップ・ダンス曲を含むダンス音楽集を出版した。”Pas seul (パ・スール/ソロのダンス)for Miss Margaret Burnett of Leys” 、”Pas de deux(パ・ド・ドゥー/デュオのダンス) for the Misses Grant of Monymusk”といったタイトルは、多くのダンスが特定の人たちに向けて作られたこと、かつ標準的なステップをいろいろ組み合わせてでき上がったことをはっきりと示している。残念ながらダフのダンス説明書の多くは現在残っていない。

ほとんどのダンス・マスターは、教え子たちの技量をデモする年1回の「パブリック」(ボール)を開催していた。また、深窓の令嬢たちは父君の友人をもてなすため、最良のガウンをまとい、凝った部屋履きをはいて、邸宅内で踊りを披露した。

フレデリック・ヒルの手書き文書がRSCDSのステップ・ダンスの唯一の原典、ではない。ミス・クルックシャンクはミセス・クラムを3回以上にわたり指導した。The Rose of Benbeculaはミセス・マクナブがカナダで見出し、修正を加えたもの、Callum Brogachはフロレンス・ニールがミセス・クラムに寄せたダンスである。フロレンス・ニールの祖父、ジェームズ・ニールは、まだ幼年の故エリザベス皇太后に踊りを手ほどきしたという。

ミセス・ホープ・リトルは、戦前、ミス・ミリガンとともにセントアンドリュースでダンシー・リードのクラスに入ったことがある、と思い出を語ってくれた。ダンシー・リードは2人にScottish Liltと6/8 Blue Bonnetsを教えたが、彼はフィドルを弾きながら踊ったという。クラスはエリザベス・ダンバー、のちのミセス・ウェストに引き継がれた。ミセス・ウェストは親しみを込めて「ティヒ」と呼ばれた。彼女は初期のサマースクールのスタッフでもあり、エギザミナ―でもあった。ダンス、Highland Laddieはダンシー、ジョン・リードが彼女に伝えたものである。ミセス・ウェストの娘、ウェンディは最近までサマースクールで、スタイルの継続性を守りながらレディス・ハイランドとステップ・ダンスを教え、伝統を維持した。

以下に示すのは、みなさんをお待ちしている、よく知られているトラディショナル・ダンスです。このダンスの説明書ならびにCDはSt Andrews Collection of Step DancesとしてRSCDS オンライン・ショップから購入可能です。

  • Auld Reekie (Davidson)
  • Blue Bonnets (4/4 version)
  • The Bonnie Briest Knot
  • The Bonnie Broom (Fidler)
  • Come Ashore Jolly Tar (Haynes)
  • The Deeside Lilt (West)
  • The Dusty Miller
  • The Earl of Erroll
  • Flora MacDonald’s Fancy
  • The Flowers of Edinburgh
  • The Graces
  • Highland Laddie
  • The King of Sweden
  • The Dusty Miller (8 steps)
  • The Bonnie Briest Knot (long version)
  • Come Ashore Jolly Tar (Haynes - 8 steps)

 

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